美術勉強会「土曜会」第一回レポート

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2016年1月23日、中野にて美術勉強会「土曜会」が行われた。

土曜会はCreators at Work記者であり本記事の執筆者でもあるjoytomoによって主催され、im9の提案により、ステファン・マラルメの「火曜会」に因んで「土曜会」と名付けられた。

本記事では、第一回土曜会に行われた講義内容について掲載する。

各講義の講師は下記の通りであり、生徒はそれに加えてim9、内田百合香、吾妻吟、な春夏秋冬な、TYM344、鈴木一太郎であった。

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講義1:ソーカル事件

講義1ではjoytomoがソーカル事件について講義を行った。

ソーカル事件は、1990年代前半に起きた哲学界における一大事件である。一般的に「理解困難なもの」と標榜される現代美術において、同じく理解困難であった哲学界での事件は参照に値するものだと思う。

講義2: post-internet artは、何のpost-なのか?

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講義2では、布施琳太郎によるインターネットアートおよびポストインターネットアートの講義が行われた。

布施は東京藝術大学油画科に在籍する現役の藝大生であり、複数の展示企画を発起するなど近年急速に注目度を高めている作家である。本講義では布施が収集した貴重なインターネットアートの資料を参照しながら、布施独自の視点から議論を展開していった。スライド資料は使わなかったため、参考資料のみの掲載とする。

参考資料(日本語のみ)

講義3: キッチュの美学

 

講義3は藍白操によるキッチュの美学である。

藍白操は分析美学を専攻し、「95年画廊」の企画展に出展するなど美術家としても活動している。本講義ではキッチュの概要から歴史的背景まで、藍白の見解を加えながら解説していった。B級映画や土産物まで多様な事物が美学的見地から検証され、驚きや笑いの絶え無い講義となった。

講義4: リーマンショック以後の村上隆

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最後はカワムラによる村上隆をテーマとして講義である。

カイカイキキの各主要展示やGEISAIなど村上隆の活動は広く認知されている。しかし、リーマンショック以後の活動背景は見えづらい。現代日本最高の美術家である村上隆にリーマンショック以後何が起き、どう動いたのか。カワムラはGEISAIのゲストの陣容など詳細な資料調査と探求から、驚嘆すべき村上隆論を展開した。講義終了後もしばらく質問が絶えず、非常に白熱した時間となった。

次回予告

次回の第二回土曜会は3月12日(土)になかのZEROにて実施する予定です。

それに伴い次回の「講師」および「生徒」を広く募集いたしますので、皆様奮ってご参加ください!
また、5分程度自由に話す「LT枠」もございますので、合わせてよろしくお願いします。

本リンクから参加登録ください。joytomoへの直接連絡でも構いません。
http://peatix.com/event/146308

なお今回は打ち上げ時間はなく、有志で同日開催の某展示会に向かう流れとなります。

参加要件(講師)

  • 20分以上30分未満の講義資料を用意(データのみでも可)
  • 参加費免除
  • 定員:4名

参加要件(生徒)

  • 参加費500円(会場費、軽食費)
  • 定員:40名

参加要件(LT)

  • 5分未満のLT(ライトニングトーク)を用意。
  • 資料の有無は自由
  • 参加費免除

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